2016

01/11

Mon

カラダのコト・・・腸内フローラについて

「腸内フローラ」というものをご存じでしょうか。

 

私たちの腸には約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類がすんでいます。重さにすると1.5キログラムから2キログラムにもなります。私たちの体を構成している細胞は60兆個ですから、その16倍近くの生き物が私たちのおなかの中にすんでいることになります。

 

私たちの腸の長さは約10メートルです。それを広げるとテニスコート1面分にもなります。そこに、まるでお花畑のように腸内細菌が生息しています。

 

腸内細菌類のことを「腸内フローラ」と言いますが、「フローラ」とはお花畑を意味し、細菌類が作る集落が色鮮やかで、形がとてもきれいだからです。

 

「腸内フローラ」が美しいのは、腸内細菌類が「縄張り」を主張しているからです。新たに侵入してきた菌に対しては、「腸内フローラ」を形成している細菌類が盛んに攻撃を繰り返します。「腸内フローラ」間の緊密な連携によって免疫系が活性化しており、それが病原菌などの新たに侵入してきた菌を排除しているのです。

 

この「腸内フローラ」を構成している腸内細菌は、私たちの体を多方面から助け、病気にならないように、また、老化を防ぐように働いていることがわかっています。

41o6yf6N7bL__AA160_ 61NMWPgrDIL__AA160_ 513hHknpvlL__AA160_

   

藤田先生の本は沢山読みました。やはり腸は大切ですね!

便もほとんどは古い腸壁ですからね~新陳代謝が凄いんですね~

腸内細菌の働きには、以下の5つの作用があることが知られています。まず、①腸内細菌は病原体の体内侵入に際して、それを排除するように働きます。②私たちの体は食物繊維などを消化する能力はありませんが、腸内細菌がそれを消化してくれます。③ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンKなどのビタミン類も腸内細菌が作ってくれています。

 

さらに、④腸内細菌は幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成し、その前駆体を脳に送っています。そして⑤免疫力のおよそ70%が腸内細菌と腸粘膜細胞との共同作業で作られていると言います。

 

腸が原因とされる病気が、脳から心臓、そして関節まであらゆる部位に及ぶとされているのは、このような腸内細菌の働きがあるからです。まさに腸の不調、つまり「腸内フローラ」のバランスを崩すと、万病を引き起こすというわけです。逆に「腸内フローラ」のバランスを整え、腸を健全にすれば病気を予防し、健康になり、寿命を延ばすことができるのです。

suga

アバター画像

菅 正彰(すが まさあき) について

美容師 ビューティープロカウンセラー

2006年 京都・二条に美容室visagelocaを出店。美容師歴は30年以上
「美容」✖ 「健康」✖ 「医療WIG」さらに最近では「再生医療」の会社とタッグを組み
お客様のさまざまな深い『お悩み』の改善を本気でサポート出来るメニューを吟味して提供をしています。
特に「カラーアレルギー」の対応や「抗がん剤治療中」でWIGを必要とする方々の「駆け込み寺」的なサロンにもなっています。
メニューの中でも、「ノンジアミンカラー」は特に人気で、遠方からもわざわざカラーをされにご来店されています。
栄養学の先生との出会いをきっかけに10年以上学び続け、その知識からアレルギーなどに対応できるようになりました。
現在では美容師専門の栄養学『BPC』ビューティープロカウンセラーを栄養学の先生と共に運営しています。
このブログでは、様々なお悩みを「現場の声」と共に『対応レポート』という形で同じお悩みの方の参考となるようなブログを発信していきます。