2025

09/05

Fri

化学物質過敏症でお悩みの方へ 〜安心して通えるサロンを目指して〜

最近「化学物質過敏症(MCS)」でお困りの方からのご相談が増えています。

📊 有病率(日本国内)

  • 成人一般人口では約7.5%
    2012年に実施された調査(European QEESI方式に準じる質問票)では、日本の一般成人のうち**約7.5%**が化学物質不耐性(MCS様の症状)を示すとされました  

👥 男女差について

  • 明確な大きな差は報告されていないが、女性に少し多い傾向あり
    一部の研究では、女性や高齢者の方が化学物質過敏の傾向が高いとされています(例:MCSおよび電磁波過敏症との関連性を含む調査)  。
  • 一方、QEESI調査による成人一般の推定(7.5%)では、**「男女差はほとんどない」**とされています  

当店には数名の症状がある方がご来店されています。

カラー剤やシャンプー、柔軟剤など、ごく少量の化学物質にも体が反応してしまい、頭痛・倦怠感・めまい・肌荒れなど、さまざまな不調につながることがあります。

「もう美容室に行けないかもしれない…」

そんな不安を抱えておられる方も少なくありません。 

🔹化学物質過敏症とは?

・体が化学物質に敏感になり、ほんの微量でも症状が出てしまう状態。

・肝臓の解毒力、自律神経や免疫のバランスが影響していると考えられています。

🔹改善が難しい理由

・一度発症すると「感作(敏感になった状態)」が続きやすい。

・生活環境の中にトリガー(引き金)となる化学物質が非常に多いため、完全に避けるのが困難。

🔹日常生活でできるサポート

化学物質を避けるだけでなく、体の内側から「解毒力」を高めることも大切です。

解毒力のサポート

・肝臓を助ける栄養素:ビオチン、N-アセチルシステイン(NAC)、グルタチオン、ビタミンC、ビタミンB群、亜鉛など。

・ブロッコリー・キャベツ・にんにくなど、肝臓を助ける食材を意識する

腸内環境を整える

・腸は解毒の出口でもあり、腸内環境の乱れが免疫過敏を強める。

・発酵食品、食物繊維、プロバイオティクスなど。

自律神経・ストレスケア

・瞑想、深呼吸、軽い運動、十分な睡眠。

・化学物質過敏症の方は「交感神経過緊張」が多いため、リラックス習慣が大事。

医療機関での対応

・環境アレルギーやMCSを専門とするクリニック(環境医学、統合医療)で、栄養療法や点滴療法(グルタチオン点滴など)が行われるケースもある。

あるお客様が通ってらっしゃる大阪の専門病院🏥こちらに行かれて色々な栄養素治療を行ない「化学物質過敏症」がだいぶ楽になられました。

ご参考まで。「ふくずみアレルギー科」

🔹当サロンでの取り組み

お客様が少しでも安心して過ごせるように、次のような配慮をしています。

✅ ノンジアミンカラー2種類の導入

✅ 香料や刺激成分を抑えたシャンプーをご用意(無香料のkasuiシャンプー使用)

✅ 換気や空間づくりの工夫(壁塗装材はマシュマロタッチというアレルゲン吸収剤を使用)

✅ 事前カウンセリングで「使えない成分」を丁寧に確認(必要なら個室)

🔹私たちが目指すこと

化学物質過敏症は「完治」よりも「上手に避けながら、体を整えていく」ことが現実的だと言われています。

だからこそ、私たちは 「安心して美容を楽しめる場所」 を提供していきたいと考えています。

お悩みを抱えている方も、どうぞ一度ご相談ください。

一緒に「できること」を見つけていきましょう。


成人一般では7~8人に1人がMCS様の状態を経験している可能性があるとされ、日本でも決して稀なものではありません。

お問い合わせなどはLINEからでも

アバター画像

菅 正彰(すが まさあき) について

美容師/ビューティープロカウンセラー
visageloca オーナー 菅 正彰

2006年、京都・二条に美容室visagelocaを開業。30年以上の美容師経験をもとに、
「美容 × 健康 × 医療WIG」を軸としたサポートを行っています。

カラーアレルギー対応や、抗がん剤治療中・治療後のWIG相談、ノンジアミンカラーをはじめとした身体に配慮した施術を得意とし、遠方からも多くご来店いただいています。

また、美容師向け栄養学「BPC(ビューティープロカウンセラー)」を学び続け、
表面的な美しさだけでなく、根本からの改善を大切にしています。

このコラムでは、
実際のお客様の声や対応事例をもとに、
同じお悩みを持つ方の参考になる情報をお届けしています。