2025

11/11

Tue

頭皮のフケ・かゆみは「血糖値」と関係している?

冬場になると「乾燥してかゆい」「フケが気になる」という方が増えます。

実はその原因のひとつに、血糖値の乱れ が関係していることをご存じでしょうか?



🍬糖の摂りすぎが体の「内側の乾燥」を招く

私たちの体は、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上がりすぎると、余分な糖を尿と一緒に排出しようとします。

これにより体の水分が奪われ、軽い脱水状態 が起こります。

その結果、血流が滞りやすくなり、

体の末端──つまり「頭皮」や「手足の皮膚」などが乾燥しやすくなるのです。




💧乾燥→かゆみ→フケという悪循環

乾燥した頭皮はバリア機能が低下して、

刺激や菌の繁殖に弱くなります。

その結果、

  • フケが増える
  • かゆみが出る
  • 皮脂のバランスが乱れる

といったトラブルが起こりやすくなります。

特に血糖値が高い状態では、マラセチア菌(常在菌) が増えやすく、頭皮では真菌の一種「ピチロスポルム菌」が増えます。この菌は頭皮の脂をエサにして増殖します。

フケや炎症の原因になるケースもあります。




🩸血糖値が高いと起こる頭皮のサイン

なんとなく頭皮がベタつく or パサつく

シャンプーしてもすぐかゆくなる

フケが増える

顔や首まわりも乾燥しやすい

これらは「血糖値が高めかも?」というサインのひとつです。




🌿美容からできるアプローチ


血糖値を整えるには、まず食習慣と血流改善が鍵です。

サロンケアでは、以下のようなサポートが効果的です。

  • 頭皮の血行促進マッサージ
  • 炭酸や幹細胞培養上清液を使ったスカルプケア
  • 糖質代謝を整える体質改善の食事に変更

「乾燥=外側だけの問題」ではなく、

内側(血糖コントロール)からの見直しが必要な時代です。

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菅 正彰(すが まさあき) について

美容師 ビューティープロカウンセラー

2006年 京都・二条に美容室visagelocaを出店。美容師歴は30年以上
「美容」✖ 「健康」✖ 「医療WIG」さらに最近では「再生医療」の会社とタッグを組み
お客様のさまざまな深い『お悩み』の改善を本気でサポート出来るメニューを吟味して提供をしています。
特に「カラーアレルギー」の対応や「抗がん剤治療中」でWIGを必要とする方々の「駆け込み寺」的なサロンにもなっています。
メニューの中でも、「ノンジアミンカラー」は特に人気で、遠方からもわざわざカラーをされにご来店されています。
栄養学の先生との出会いをきっかけに10年以上学び続け、その知識からアレルギーなどに対応できるようになりました。
現在では美容師専門の栄養学『BPC』ビューティープロカウンセラーを栄養学の先生と共に運営しています。
このブログでは、様々なお悩みを「現場の声」と共に『対応レポート』という形で同じお悩みの方の参考となるようなブログを発信していきます。