糖新生ファスティング準備食3日目に訪れる「オートファジー」
「最近、体が軽い」「頭が冴えてきた」
——もしファスティング3日目でそんな変化を感じているなら、
それは“オートファジー”が始まっているサインです。
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-目次-
🔬 オートファジーとは?

オートファジー(autophagy)とは、
細胞が自分の中にある古くなったタンパク質や壊れたミトコンドリアなどを“自食”し、
それを再利用して新しいエネルギーや細胞を作り直す仕組みのこと。
つまり、
💡「細胞の断捨離」
💡「体内クリーニング」
のような現象です。
この仕組みを発見したのは日本人の大隅良典博士で、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
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🌿 糖新生ファスティングとの関係
ファスティングを始めると、最初の1〜2日は体に残った糖を使い切る段階。
3日目以降になると、体は糖の代わりに「脂肪」を分解してエネルギーを作り始めます。
このとき同時に、
「不要なタンパク質を分解してエネルギーに変える=オートファジー」が活性化!
つまり、
✔ 古い細胞 → 分解
✔ 新しい細胞 → 再生
という、美容にも健康にも嬉しいサイクルが動き始めるのです。
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💆♀️ オートファジーがもたらす美容効果
1️⃣ 肌の再生促進
老化タンパク質(AGEs)を除去し、肌のハリ・透明感がUP。
2️⃣ 細胞レベルのデトックス
酸化ストレスの蓄積を抑え、髪や頭皮にも良い影響。
3️⃣ 免疫・自律神経の安定
内臓がリセットされ、眠り・メンタル・ホルモンのバランスも整う。
ファスティング準備食7日間

ファスティング準備食で「緩やかなオートファジー」が起こる。それが目的の食事メニュー
3日間9食の食事(全て同じ食事メニューです)


🔬なぜ「緩やかにオートファジー」が起きるのか?
① インスリン分泌が抑えられているから
油や糖を控えたこの食事は、血糖値の急上昇を防ぎ、
インスリン分泌を最小限に抑えることができます。
オートファジーは、インスリンが少ない「空腹状態」で活性化する仕組みなので、
このような食事で徐々に“オートファジーのスイッチ”が入り始めます。
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② タンパク質・ミネラルを完全に断たない点がポイント
豆腐・納豆・味噌などの発酵食品から、
少量のアミノ酸や亜鉛・マグネシウムを摂っていることで、
体が飢餓ストレスを感じにくく、安全かつ持続的な糖新生モードへ移行できます。
これにより、急激な筋肉分解を防ぎながらも、
細胞内の不要なたんぱく質がリサイクルされていく=オートファジーが“穏やかに”進む状態です。
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③ 「糖新生」への移行をスムーズにする準備
糖質を完全に抜かず、
雑穀ご飯などから少量の糖質を摂っているのも◎。
これによって血糖値の安定を保ちながら、
体が「糖 → 脂肪」代謝に切り替える練習をしている段階です。
この**代謝スイッチの移行期間(1〜7日目)**が、
後の本格的オートファジーをスムーズに起こす鍵になります。
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🌿結論
🍵このような準備食でも、オートファジーはゆるやかに起きています。
特に3日目以降は、
・肝臓のグリコーゲンが減少
・糖新生が優位に
・ミトコンドリアが脂肪酸代謝を始動
この流れで**細胞のリサイクル機能(オートファジー)**が自然に動き始めています。
BPCメンバーでまずはファスティング準備食を7日間して一日「断食日」に入ります。
またサロンではご興味のある方はお気軽にお話を聞いてみて下さいね。
