2026

03/17

Tue

日本髪を学び直す❷

日本髪を、もう一度学び直す理由②

〜日本髪は「力を入れない技術」だった〜

月曜日の午後から大阪にて…

この2月からお世話になっている「知名塾」の先生の日本髪セミナー第2回目を受講してきました。

前回は日本髪の歴史や道具、所作について学びましたが、

今回強く感じたのは

「日本髪は、力で作るものではない」

ということでした。

すべてはブロッキングから始まる

今回最初に教わったのは根本の作り方や改めて日本髪のブロッキング。

一見シンプルに見える分け方ですが、

実際にやってみると

・どこから髪を取るのか

・どの角度で分けるのか

・どの量を持つのか

この違いだけで

仕上がりの形が大きく変わる。

改めて、日本髪は

構造で作る髪型だと実感しました。

面を作るという感覚

今回特に印象的だったのが

「面(めん)」を作るという考え方。

現代のヘアセットでは

束感や動きを作ることが多いですが、

日本髪は逆にいかに美しい面を整えるか。

櫛の入れ方、指の送り方、

そして力加減。

強く引くのではなく、

髪が自然に収まる場所へ導く。

これが、日本髪の面白さだと感じました。

元結」という伝統の

今回初めてしっかり触れたのが

元結(もとゆい)と言う和紙でできた紐

これは単なる補助ではなく、

形を作るための骨格のような存在でした。

現代のセットでは

ほとんど使われなくなったものですが、

日本髪の世界では

今も大切に受け継がれています。

こういう文化に触れると、

美容の奥深さを改めて感じます。

道具が変わると、技術も変わる

今回の練習では

・ピンの使い方

・ダッカールの位置

・櫛の入れ方

普段のサロンワークとは

少し違う使い方がありました。

でもそれは

「古い技術」ではなく、

理にかなった方法でした。

学び直すということ

美容師として長く仕事をしていると、

「出来ているつもり」になっている技術が

少なからずあります。だからこそ今、

一度ゼロに戻って学ぶ

この時間がとても新鮮です。

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菅 正彰(すが まさあき) について

美容師/ビューティープロカウンセラー
visageloca オーナー 菅 正彰

2006年、京都・二条に美容室visagelocaを開業。30年以上の美容師経験をもとに、
「美容 × 健康 × 医療WIG」を軸としたサポートを行っています。

カラーアレルギー対応や、抗がん剤治療中・治療後のWIG相談、ノンジアミンカラーをはじめとした身体に配慮した施術を得意とし、遠方からも多くご来店いただいています。

また、美容師向け栄養学「BPC(ビューティープロカウンセラー)」を学び続け、
表面的な美しさだけでなく、根本からの改善を大切にしています。

このコラムでは、
実際のお客様の声や対応事例をもとに、
同じお悩みを持つ方の参考になる情報をお届けしています。