抗がん剤治療後の初カット
☆抗がん剤治療後の初カット☆
今日のお客様で抗がん剤治療後の
初めてのカットをさせて頂きました。


抗がん剤治療後に発毛された方の髪に特有の強い癖毛(「シェモセラピーカール chemotherapycurls)」とも呼ばる髪質に変わります。
一般的には「ケモカール」とも呼ばれます。
この原因はいくつか考えられます。
肝臓の解毒機能やタンパク合成の影響もあり
ますが、他にも以下の要因が関係しています。
1.毛包(もうほう)へのダメージ
抗がん剤は急速に分裂する細胞(がん細胞だけでなく、毛母細胞などの正常細胞も含む)に影響を与えます。そのため、毛包が一時的にダメージを受け、髪の成長パターンや形状が変わることがあります。
特に、毛包の形が歪むことで、髪の毛がまっすぐではなく、縮れやすくなります。
2.毛周期の乱れ
抗がん剤により、髪の毛が一斉に「休止期」に入り、その後「成長期」に戻る際に、通常とは異なる髪質で再生することがあります。
急激な発毛は、毛の構造やキューティクルの形成に影響を与え、癖毛になることがあります。
3.血流や栄養状態の変化
抗がん剤治療中や治療後は、体全体の血流や栄養状態が変化することがあります。
特に、髪の成長に必要なビタミンやミネラル(亜鉛、鉄、ビオチンなど)が不足すると、髪質の変化が生じやすくなります。
4.ホルモンバランスの影響
治療によるストレスや、ステロイドやホルモン療法を併用する場合、ホルモンバランスの変化が愛質に影響を与えることがあります。
特に、エストロゲンや甲状腺ホルモンの影響は、髪の構造や形状に関係します。
- 頭皮環境の変化
抗がん剤によって頭皮の皮脂分泌や保湿機能が変わることがあります。乾燥や炎症があると、毛穴周りの皮膚が硬くなり、髪の生える角度や形に影響を与える可能性があります。
6.免疫機能の変化
抗がん剤治療は免疫細胞にも影響を与えるため、自己免疫反応が髪の毛に影響を与えることがあります。
例えば、円形脱毛症のような自己免疫反応による髪の質の変化も考えられます。
まだ、wigは卒業されないですが徐々におおむね
元に戻る事をお伝えすると安心😮💨した表情をされていました。^_^
また、ご卒業まで伴走いたします。