2026

03/15

Sun

抗がん剤治療後のカラーはいつからできますか?

抗がん剤治療後のカラーはいつから出来ますか?

〜カラーはいつからできる?美容師が分かりやす解説〜

抗がん剤治療を終えたお客様から、よくいただく質問があります。

「髪はいつからカラーできますか?」

髪が生えてきた喜びと同時に、

「白髪が気になる」「元の髪色に戻したい」

そんな気持ちになる方も多いと思います。

今回は抗がん剤治療後の髪の状態とカラーのタイミングについて、美容師の視点で分かりやすくお伝えします。



抗がん剤治療後の髪はどうなるの?

抗がん剤は、細胞分裂の速い細胞に作用するため、髪の毛を作る「毛母細胞」にも影響します。

そのため多くの場合、治療後に脱毛が起こります。

一般的には

・抗がん剤開始後 2〜3週間で脱毛

・治療終了後 3〜4ヶ月で発毛が始まる

と言われています。 

ただし、生えてきた髪は

  • とても細い
  • 柔らかい
  • 強いクセ毛になることが多い

など、以前とは違う髪質になることも珍しくありません。 

これは髪がまだ回復途中だからです。

カラーはいつからできる?



結論からお伝えすると

ヘアカラーは「治療終了から約1年後」が目安です。また、「主治医」の判断もご参考に。

理由はとてもシンプルです。

理由① 頭皮がまだ敏感

治療後の頭皮はとてもデリケートで

カラー剤の刺激で

・赤み

・かゆみ

・かぶれ

が起こる可能性があります。

理由② 生えたばかりの髪は弱い

発毛したばかりの髪は

とても細くダメージを受けやすい状態

です。

そのため髪がしっかり育つまで

1〜1.5年ほど待つのが安全とされています。 



治療後の髪の成長の目安


一般的な回復のイメージです。

3ヶ月

産毛が生え始める

6ヶ月

ショートヘア程度

1年

ボブくらいの長さ

1年以上

髪質が安定してくる

この頃からカラーを検討できる方が多いです。 



それまでどうすればいい?

カラーができるまでの期間は

  • 医療用ウィッグ
  • カットでスタイル調整
  • カラートリートメント

などで自然に過ごす方法もあります。

無理に染めるより

**「髪を育てる期間」**と考えることが大切です。



美容室は「治療後の心を支える場所」


抗がん剤治療を終えたお客様が

髪を整えに来てくださると

「ここに来て良かった」

「また前向きになれました」

そんな言葉をいただくことがあります。

髪は単なる見た目ではなく、

その人の自信や人生に関わる大切なもの。

私たち美容師は

治療後の髪にも寄り添いながら

  • 医療用ウィッグのカット
  • 回復期のヘアケア
  • 安全なカラーのタイミング

などをサポートしています。

もし抗がん剤治療後の髪でお悩みの方は

どうぞ一人で悩まずにご相談ください。

髪が戻る時間も、

人生を取り戻す大切な時間です。

美容室として

その時間に寄り添えたら嬉しく思います。

当店では、初回はアレルギー対応も考えて「ノンジアミン カラー」をおススメしています。

お気軽にお問い合わせください。


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菅 正彰(すが まさあき) について

美容師/ビューティープロカウンセラー
visageloca オーナー 菅 正彰

2006年、京都・二条に美容室visagelocaを開業。30年以上の美容師経験をもとに、
「美容 × 健康 × 医療WIG」を軸としたサポートを行っています。

カラーアレルギー対応や、抗がん剤治療中・治療後のWIG相談、ノンジアミンカラーをはじめとした身体に配慮した施術を得意とし、遠方からも多くご来店いただいています。

また、美容師向け栄養学「BPC(ビューティープロカウンセラー)」を学び続け、
表面的な美しさだけでなく、根本からの改善を大切にしています。

このコラムでは、
実際のお客様の声や対応事例をもとに、
同じお悩みを持つ方の参考になる情報をお届けしています。