2024

08/06

Tue

ジアミンアレルギーの「初期症状」とは?

ジアミンアレルギーの「初期症状」とは?

☆アレルギー対応レポート☆

ジアミンアレルギーの主な初期症状は、以下の3つです。(個人差があります。)

  • 頭皮痒くなる
  • 頭がジンジンする
  • 軽い倦怠感がある

ヘアカラーをしてからしばらく痛みや痒みが治らない場合や、数時間〜半日後に症状が現れた場合は、ジアミンアレルギーの可能性があります。

具体的には、ヘアカラーの翌日以降も継続するような「かゆみ」や「ぶつぶつ」などです。 頭皮、生え際、耳などに初期症状が出ることが多く、赤くなって腫れる場合もあります。 症状が重度になると、薬剤を塗布していないまぶたや顔全体が腫れたり、水ぶくれが破れて汁がでたりすることもあります。

代表的なトラブルに、以下が挙げられます。

  • アレルギー性接触皮膚炎
  • 刺激性接触皮膚炎

それぞれの症状や原因について、詳しく解説します。

アレルギー性接触皮膚炎

アレルギー性接触皮膚炎は、特定のアレルゲンに対してアレルギーを持つ人だけに起こるアレルギー症状です。一部のヘアカラーに含まれるジアミンに対してアレルギーを持つ場合、アレルギー性接触皮膚炎を起こす可能性があります。

また、アレルギー性接触皮膚炎は、施術後すぐに症状が出るとは限りません。アレルギー反応は、体内に吸収されて初めて症状が現れるため、アレルゲンに触れてからアレルギー症状が出るまでに、時間がかかるケースもあります。

刺激性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎は、前述したアレルギー性接触皮膚炎と異なり、誰にでも起こる可能性があります。

酸性もしくはアルカリ性に大きく傾いているヘアカラーが皮膚につくと、皮膚表面の表皮細胞を損傷させてしまいます。そして、表皮細胞が損傷されることによって「かゆみ」「痛み」といった症状を引き起こします。また、刺激性接触皮膚炎は、アレルギー性接触皮膚炎と異なり、すぐに症状が現れます。皮膚に違和感がある場合には、すぐに洗い流すことで症状の悪化を防止できます。

このような症状が出る方が髪を染める際は、ジアミンが入っていない「ノンジアミンカラー」を使用すると身体にとっても安心でしょう。

しかし、薬剤には100%大丈夫とは言えないのでしっかり美容室でご相談してくださいね。

このようにカラーの「頭皮刺激」には2つのパターンがあります。万が一、症状が治らない場合にはすぐに「皮膚科医」にご相談下さいね。

天然由来のヘアカラーなら

安心?!

天然由来のヘナ染めやインディゴ染めのヘアカラーは安心だと思っている方も多いでしょう。しかし、天然由来が必ずしもアレルギーや皮膚トラブルを起こさないとはいえません。

そばや小麦でアレルギーを引き起こすことがあるように、天然色素のヘアカラーでもアレルギーを引き起こす可能性はあります。

たとえ天然由来のカラー剤であっても、カラー剤を長時間放置したり、頻繁にヘアカラーをしたりすることは控えましょう。不安な方は、施術前にパッチテストを行うことをおすすめします。

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「ジアミンアレルギーとは?」はコチラから…

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菅 正彰(すが まさあき) について

美容師 ビューティープロカウンセラー

2006年 京都・二条に美容室visagelocaを出店。美容師歴は30年以上
「美容」✖ 「健康」✖ 「医療WIG」さらに最近では「再生医療」の会社とタッグを組み
お客様のさまざまな深い『お悩み』の改善を本気でサポート出来るメニューを吟味して提供をしています。
特に「カラーアレルギー」の対応や「抗がん剤治療中」でWIGを必要とする方々の「駆け込み寺」的なサロンにもなっています。
メニューの中でも、「ノンジアミンカラー」は特に人気で、遠方からもわざわざカラーをされにご来店されています。
栄養学の先生との出会いをきっかけに10年以上学び続け、その知識からアレルギーなどに対応できるようになりました。
現在では美容師専門の栄養学『BPC』ビューティープロカウンセラーを栄養学の先生と共に運営しています。
このブログでは、様々なお悩みを「現場の声」と共に『対応レポート』という形で同じお悩みの方の参考となるようなブログを発信していきます。