カラーアレルギーになったお客様をサロン側が見逃してしまう理由とは?

「うちはカラーアレルギーのお客様はいないんですよね…」と同業者から聞くことがたまにあります。
でも本当にそうでしょうか?
カラーアレルギーを発症したお客様の多くは、担当の美容師さんにそれを伝えていません。
今まで沢山のカラーアレルギーを疑うお客様からヒヤリングした結果、8割は言わないという回答でした。
「言いにくい」「もうこのサロンでは無理かも」と感じ、皮膚科に行き、そこから“美容室ジプシー”になってしまう…そんなケースを何度も耳にします。
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美容師の立場からすると
・アレルギーのお客様をするのが「怖い」
・アレルギーの知識が無いからアドバイス出来ない。
・対応出来る薬剤が無いので出来ない
などなどがあります。それもよくわかります。
自分も以前はそうでしたから…^_^
無理して受け入れるのはやはり危険⚠️です。
お客様が「黙ってしまう」理由
せっかく通っていた美容室に迷惑をかけたくない
「カラーできないなら、もう来ても意味がない」と思われたくない
断られることが怖い
結果として、アレルギーを抱えたお客様は私たち美容師の目の前から静かに“いなくなった”ように見えるのです。
当店がお願いしていること
当店では、アレルギー対応をしながらお客様を受け入れています。
そして、そうしたお客様には必ずこうお伝えします。
「できれば担当美容師さんに教えてあげてください」
なぜかというと、その情報を知ることで美容師が「アレルギー対応」を考え始めるきっかけになるからです。
それはお客様だけでなく、業界全体にとってもプラスの動きだと思っています。
ノンジアミンカラーは「ニッチメニュー」だから必要ないよ…と思われるかもしれませんが、実際にはアレルギーのお客様は増えているのが現状です。
ブリーチのテクニックを磨くのと同じようにアレルギー対応の方法を磨く事をおすすめします🙇
美容師にできることは、もっとある
カラーアレルギーは一度発症すると長く付き合うことになることもあります。
「ノンジアミンカラー」「頭皮保護」「パッチテスト」「カラー頻度の調整」「アレルギーの勉強」など、私たち美容師には提案できる選択肢があります。
「うちは来ない」ではなく、「うちならできる」に変えていくことが大切です。
今、美容院は厳しい時代に入りました。これから生き残る為には大きな舵を切る必要があります。
BPCが目指すこと
私たちはBPC(ビューティープロカウンセラー)という理美容師が学ぶ「栄養学」を学んでいます。その中で「アレルギー対応」を学び、実践できる仕組みを業界に広げようとしています。
- 体質・健康からカラー選定までの総合知識
- お客様へのカウンセリング力強化
- アレルギー対応メニュー開発
この学びが広がれば、もっとお客様にとって安心な場所が増える事になる。
そして「美容師だからこそできる社会的な役割」を果たせるはずです。
BPCは今後、理美容サロン向けに「アレルギー対応サロン」を作るお手伝いをする「BPC加盟店」を募集する予定です。お楽しみに❣️
BPCとは?
最後に
「カラーアレルギーのお客様はいない」ではなく
「見えていないだけかもしれない」と考える。
その視点の変化が、これからの美容師に求められているのではないでしょうか。
あなたのサロンから、その一歩を始めてみませんか?
お問い合わせやご質問などはコチラから…
