カラダの「炎症のスイッチ」とは?

炎症のスイッチ「TNF-α」と自己免疫 ― あなたの身体で今、何が起きているのか?**
私たちの身体は、外から侵入したウイルスや細菌を守るために、
“免疫”という素晴らしい仕組みを持っています。
その免疫の中で、特に強い働きをするのが
**TNF-α(腫瘍壊死因子)**という炎症物質です。
本来は私たちの味方であるTNF-α。
ところが、これが必要以上に働き続ける瞬間があります。
それこそが、自己免疫のトラブルが起こるときです。
⸻
-目次-
■ TNF-αとは「身体の炎症エンジン」
ケガや感染など、身体に“助けて!”のサインが起きると
免疫細胞がTNF-αを放出し、炎症反応を起こします。
炎症は悪者ではありません。
むしろ
• 細菌を倒す
• 傷を修復する
• 異物を排除する
ために必要な自然な反応です。
ところが、問題は 炎症が止まらなくなったとき。
⸻
■ 自己免疫疾患ではTNF-αが“暴走”する
自己免疫疾患とは、
本来守るべき自分の細胞を、免疫が“敵”と勘違いして攻撃する状態。

このとき中心で暴れているのが、まさにTNF-αです。
• 関節リウマチ
• 乾癬
• クローン病
• 潰瘍性大腸炎
• ベーチェット病
これらの病気では例外なく、
TNF-αが高い状態=慢性炎症が続いています。
炎症が止まらず、細胞を壊し続ける。
それが自己免疫の本質です。
⸻
■ なぜTNF-αが“止まらなくなる”のか?
炎症のスイッチが入りっぱなしになる背景には、いくつか共通点があります。
● ① 腸内環境の乱れ(リーキーガット)
腸のバリアが破れると、
免疫が過剰反応し、TNF-αが常に分泌され続ける。
● ② 慢性ストレス
ストレスホルモンが乱れ、
免疫のブレーキが効かなくなる。
● ③ 解毒ルートの低下(肝臓負担・化学物質)
分解・排泄が追いつかないことで、炎症体質へ触れやすくなる。
● ④ 糖化・酸化(AGE・活性酸素)
細胞が傷つき、免疫が“修復”を名目に炎症を起こし続ける。
これらが重なると、身体はいつも“戦闘モード”。
常にTNF-αが高い状態になり、自己免疫の引き金になりやすくなります。
⸻
■ TNF-αと髪の関係 ― 育毛にとっても大きなテーマ
「炎症」は身体だけではなく、髪にも大きな影響を与えます。
● ① 毛母細胞(髪を生む細胞)がダメージを受ける
TNF-αが高い → 毛母細胞の働きが低下 → 抜け毛・細毛が増える
● ② 頭皮の血流が悪くなる
炎症により血管が収縮 → 栄養が届きにくくなる
● ③ 再生医療系のアプローチと相性が良い
再生医療(培養上清液)は“炎症鎮静”に強い
培養上清液に含まれる
成長因子・抗炎症サイトカインが、
過剰なTNF-αの働きをしずめ、環境を整えてくれます。
👉 「炎症→毛が育たない」という流れを断ち切れる
育毛において「炎症を抑える」という行為が
なぜ重要なのかがここにあります。
⸻
■ まとめ ― 炎症を整えることが未来の健康につながる

TNF-αは私たちを守る強い味方です。
しかし、常にスイッチが ON の状態だと、身体は悲鳴を上げます。
自己免疫疾患だけでなく、
慢性の不調、頭皮トラブル、抜け毛、エイジングまでも
“慢性炎症体質”に根っこがあると考えられています。
だからこそ、今の時代は
「炎症をどうコントロールするか?」が健康の中心。
腸、ストレス、解毒、生活習慣。
この4つを整えることが、
未来の身体と髪を守る大切な第一歩になります。
TNF-αは免疫の“暴走スイッチ”で、自己免疫疾患の中心にある。
これが高い状態が続くと、関節・腸・皮膚だけでなく、髪にも悪影響が出る。
炎症を整えることが、改善の第一歩。
当店の「培養上清液」を使ったセルソリューションが必要な方々にお役に立つ場面もあるかもしれません。お気軽にお問い合わせくださいね。
セル・ソリューションとは?👇




