「美容室で気づけること」〜認知症ケアと美容の関わり〜

皆さんは「美容室」が“健康の入り口”でもあることをご存じですか?
数年前「包括ケア」のセミナーに参加し、
『認知症の方のための美容師対応セミナー』でとても印象に残ったお話がありました。
それは――
「眉の左右バランス」が、認知症のサインになることがあるという内容です。

-目次-
🪞眉の左右差が教えてくれるサイン
たとえば右利きの方が、左の眉をかなり下げて描いていたり、
鏡の中で左右の高さが大きくズレているとき、
それは空間認識能力の低下のサインかもしれません。
認知症の初期には、自分の顔の“左右バランス”を正しく把握できなくなることがあるそうです。
つまり、毎日鏡を通してお客様の顔に触れる美容師だからこそ、気づける変化があるということなんです。
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💬「いつもと違う」を見逃さない
私たち美容師は、髪や肌だけでなく、
お客様の「表情」「声のトーン」「反応」などの微妙な変化にも気づける立場にいます。
「いつもより眉の描き方が違う」
「表情がこわばっている」
「反応が少し遅い」
そんな小さな違和感の中に、健康のヒントが隠れていることがあります。
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💡美容室ができる“地域包括ケア”の一歩
セミナーの講師の先生が話されていた言葉が印象的でした。
「美容師さんは、鏡越しに人の“今”を見てあげられる存在です。
だからこそ、気づきの力で地域を支えてほしい。」
美容室は「キレイをつくる場所」であると同時に、
お客様の健康や生活の変化を見守る“安心の拠点”でもあります。
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🌸Visagelocaとしての想い
私たちVisageloca(ヴィサージュロカ)は、
美容を通じて「心と体の健康」を支えるサロンを目指しています。
髪や頭皮のケアだけでなく、
こうしたセミナーで学んだ知識を日々の施術に生かし、
お客様が長く健やかに過ごせるお手伝いをしていきます。
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これからも「美と健康のパートナー」として、
鏡越しに見える小さな変化を大切にしてまいります。
(参考:京都包括ケア推進機構 https://www.kyoto-houkatucare.org)
(京都高齢者あんしんサポート企業)
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