2025

11/04

Tue

「痛み」も緩和する断食の効果と仕組みとは?

糖新生ファスティングの効果の一つに「痛みの緩和」があります。このメカニズムについてご紹介いたします。

🧠 ① 炎症反応が減る(痛みの根本原因の鎮静)

多くの痛み(関節痛・肩こり・腰痛・頭痛など)は、実は慢性炎症が関係しています。

ファスティングをすると、食事由来の「糖」や「脂肪」過多が一時的に止まり、体内の**炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)**の分泌が減少します。

➡️ その結果、炎症が静まり、痛みがやわらぐのです。


🧬 ② オートファジーが活性化(老廃細胞の掃除)

断食中は、細胞が**自己浄化モード(オートファジー)**に入ります。

これにより、壊れた細胞や炎症を起こしていた細胞が分解・再生されます。

➡️ たとえば慢性的な関節炎や筋肉のコリなども、「老化細胞」が原因のことが多く、それが掃除されることで回復が促進します。

💧 ③ 消化器官を休めることで“内臓疲労”が取れる


普段の痛み(特に背中や腰、肩など)には、内臓反射も関係しています。

食べすぎ・飲みすぎ・糖質過多で、肝臓や腸が疲れていると、それが反射的に筋肉の緊張や痛みとして現れます。

➡️ ファスティング中は消化活動が止まり、内臓由来の緊張が取れて体が軽く感じるのです。

 ④ 血液の質が改善(ドロドロ→サラサラ)

食後は血糖値が上昇し、インスリンや脂肪酸が増えることで血液が粘ります。

これが末梢血流を悪化させ、筋肉や神経の酸素不足=痛みを招く要因に。

➡️ ファスティングによって血糖・中性脂肪が安定し、血流が良くなることで痛みが軽減します。

🌿 ⑤ 脳内ホルモンのバランスが整う

断食中には、「エンドルフィン」や「セロトニン」といった幸福ホルモンが自然に分泌されやすくなります。

これらは天然の鎮痛物質でもあり、ストレスや痛みの感じ方を和らげる作用を持ちます。

🩺 まとめ

メカニズム効果
炎症反応の鎮静慢性痛・関節痛の軽減
オートファジー活性化老廃細胞・コリの改善
内臓疲労の回復肩こり・腰痛の緩和
血流改善酸素不足解消による痛み減少
幸福ホルモン分泌ストレス性の痛み軽減

💡つまり、ファスティングとは「体内の掃除とリセット」であり、

その結果、炎症・緊張・老廃物・ホルモンの乱れといった“痛みの根”が整っていくのです。

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菅 正彰(すが まさあき) について

美容師 ビューティープロカウンセラー

2006年 京都・二条に美容室visagelocaを出店。美容師歴は30年以上
「美容」✖ 「健康」✖ 「医療WIG」さらに最近では「再生医療」の会社とタッグを組み
お客様のさまざまな深い『お悩み』の改善を本気でサポート出来るメニューを吟味して提供をしています。
特に「カラーアレルギー」の対応や「抗がん剤治療中」でWIGを必要とする方々の「駆け込み寺」的なサロンにもなっています。
メニューの中でも、「ノンジアミンカラー」は特に人気で、遠方からもわざわざカラーをされにご来店されています。
栄養学の先生との出会いをきっかけに10年以上学び続け、その知識からアレルギーなどに対応できるようになりました。
現在では美容師専門の栄養学『BPC』ビューティープロカウンセラーを栄養学の先生と共に運営しています。
このブログでは、様々なお悩みを「現場の声」と共に『対応レポート』という形で同じお悩みの方の参考となるようなブログを発信していきます。