「ケモカール」をもう一度、深く知る。
当店は医療用wigをご提案している関係上、wigを卒業するまでに新たに生えてくる特有の髪質(ケモカール)のご相談も日々多く頂きます。
その特有の「強い癖」=ケモカールをもう一度、考えてみましょう。

-目次-
ケモカールの特徴
「ケモカール(chemo curl)」とは、抗がん剤治療後に生えてくる髪が、以前と質感や形状が変化してチリチリ・縮れ毛・強いカール状になる状態のことを指します。
なぜ起こるのか?
• 抗がん剤の影響
抗がん剤は毛母細胞(髪をつくる細胞)を一時的に傷つけるため、髪の構造が不安定になります。
• 毛包のダメージ
毛包(毛根を包む組織)の形が乱れることで、髪がまっすぐ伸びず「縮毛」や「カーリーヘア」になりやすくなります。
• 一時的な現象
髪が生え変わるにつれて徐々に元の毛質に戻ることが多いですが、個人差があります。
特徴
• 髪質が「チリチリ」「パサつきやすい」
• 強めのカールや波状毛になる
• 生え始めは細く柔らかい毛で、切れ毛や乾燥もしやすい
• 数か月~1年ほどかけて、また以前の髪質に近づくケースが多い

ケアのポイント
• 優しいシャンプー・トリートメント(アミノ酸系、保湿重視)
• オイルやミルク系のアウトバストリートメントで乾燥防止
• 強い薬剤の施術(縮毛矯正やカラーリング)は生え始めの毛には負担が大きいので、タイミングを慎重に。
• 美容室ではダメージを抑えたケアが推奨されます。
⸻
💡 美容師としての現場感覚では、この「ケモカール期」をどう快適に過ごしていただくかが大切で、
お客様には「一時的な変化」であることを安心していただきつつ、スタイリングやウィッグ・部分ピースなども含めたサポートを提案するのが喜ばれます。
🎯 当店での対応:メタバーサル矯正

✔ 特徴
• ノンアルカリ処方+トリートメントベース:従来のアルカリ縮毛矯正よりずっと低刺激で、髪へのダメージを抑えながらストレートに近づけます 。
• 縮毛矯正のように真っ直ぐではなく、自然なまとまり・艶感を残す仕上がりです 。
✔ いつから可能か
• 抗がん剤治療終了から約1年以降で、髪がアイロンで挟める長さになった時に対応可能。短くて脆い状態では施術不可とされています 。
✔ お客様の声・効果
• 初回の施術で「本当にクセが伸びた」「信じられない」と感動される方多数。
• 「WIGを卒業する勇気が持てた」「縮毛矯正を諦めていたけど、こんな方法があるなんて」との喜びの声も多く紹介されています
✔ 料金と施術時間
• Sサイズ:19,800円、M:20,900円、L:22,000円(すべて税込・カット込み)
• 所要時間は約2〜3時間(髪質や長さにより差あり)
⸻
✅ ケモカール状態の「あるべきケア」の比較
項目 | 当店の現在の対応 | ケモカール期に推奨される対応 |
カウンセリング | 初来店時に不安を丁寧にヒアリングし、医療用WIG卒業後の希望にも寄り添う | 症状や体調、治療時期に応じて、施術時期や方法を慎重に判断 |
メニュー | 「メタバーサル矯正」|トリートメントベース、低刺激、自然な仕上がり | カラーはノンジアミン・地肌につけない、アイロン温度を低く、保湿重視 |
実施タイミング | 治療から約1年以降の髪(長さ・状態)になってから実施 | 発毛後〜1年未満はトリートメントやカットで様子見、ダメージを最小限に |
心理的サポート | お客様の涙や喜びの声を大切に、安心感ある施術体験提供 |
個人差はありますが、抗がん剤治療後には
2つの大きな変化があります。
❶強い癖毛「ケモカール」
❷白髪が増える
どちらも嫌ですが…💦
それぞれにご対応出来るメニューをご用意していますのでご安心してお問い合わせ下さいね。
LINEからのご相談はこちら
